第617回男塾「景山民夫は知っていた」2 景山民夫著 「ハイランド幻想 『地獄』」から 気がついたら、俺の足元に俺が倒れていた。 耳と鼻から大量の血を流してアスファルトの上に倒れているのは 、どう見ても俺自身で、しかし、それを見下ろしている俺も、 手足や衣服を眺めてみると、倒れているのと同じ人間であるとしか思えなかった。 まるで落語の「粗忽長屋(そこつなが
続きを読む第616回男塾「景山民夫は知っていた」1 直木賞作家の景山民夫氏は51歳で亡くなった。1998年1月26日のことであったのでもう25年前のことになる。死因は深夜に自宅から火が出たことによる一酸化炭素中毒死だった。消防隊に救出されて病院に緊急搬送されものの蘇生することはなかった。出火の原因は現場検証の結果趣味のプラモデルを製作していたところ、煙草の火がシンナーに燃え移ったことによる。彼
続きを読む第604回男塾「60歳からは、好きに生きてみよう」3 60歳からの人生プランを書き出せ いよいよ「人生プラン」の作成にはいる。あなたは「後悔」しないためにも人生プランを紙に書きだし実行すべきである。私はありがたいことに、少なくとも今までの人生に対して「後悔」はない。今までやりたいことを成して来た。これから命が尽きるまでやりたいことをやろうと考えている。同時にやらなければなら
続きを読む第603回男塾「60歳からは、好きに生きてみよう」2 アパグループの快進撃 「アパホテル」というホテルネットワークがある。先日、市場調査を兼ねて六本木にある「アパホテル&リゾート・六本木駅東店」という新築されて間もない最新のホテルに宿泊した。一階ロビーはバブル時代を彷彿される巨大なシャンデリアを吊るしてあり、屋上に大浴場とプールを設けている。昨今の繁盛ビジネスホテルの流れとして
続きを読む第602回男塾「60歳からは、好きに生きてみよう」1 前回ちょっとしたシリーズとして、「60歳からのちょっとした健康論」を書いた。健康に的を絞った論考のため人生論まで説けていない。そこで書き残した言いたいことを今回「60歳から好きに生きよう」というタイトルをつけて書くことにした、というか書いてみたくなった。 私のブレーンは60歳前後の人が多い。経営者もそれくらいの年齢が大半だ。
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