第26回男塾「イスラエルとパレスチナ 人類史上最もやっかいな問題」4 取り返しのつかないイギリスの二枚舌外交 ではその後のパレスチナで起きた歴史を追っていこう。パレスチナの歴史にイギリスが登場して来ることになる。それはレフェリー役としてイスラエル・パレスチナ間の調停をしてくれるので良かったではないかと思う人もいようが、真逆である。 パレスチナ問題に対して火に油を注いだの
続きを読む第21回男塾「覇権国家の変転に見るNo.1に昇りつめる法則」前編 今回は、歴代の覇権国家の成り立ちの研究から、企業家が業界で覇権を握るための鉄則を歴史から学ぶとしよう。 今から78年前に海軍連合艦隊という航空母艦、戦艦、巡洋艦、駆逐艦、タンカーそれに艦載機として、戦闘機、爆撃機、偵察機などからなる海軍航空機部隊を編制した機動部隊を太平洋上に浮かべて、4年あまりの長期
続きを読む第615回男塾「第二次世界大戦の分水嶺・ガダルカナル」3 ※今回がガダルカナル戦に言及した論考の完結編である。10月7日のパレスチナ自治区ガザからのイスラエルへの大規模なロケット弾攻撃を受けての、イスラエルによるガザ自治区2500か所を空爆する攻撃に関して、急遽イスラエル戦争についての論考をはさんだため、このシリーズのあいだがあいてしまったことはお許しいただきたい。
続きを読む第610回男塾「第二次世界大戦の分水嶺・ガダルカナル」2 南太平洋海戦 10月26日に置かれたミッドウェイ海戦以来の空母同士の対決「南太平洋海戦」では、空母艦載機搭乗員たちの必殺の攻撃で米空母「ホーネット」を沈め、空母「エンタープライズ」を大破せしめている。ホーネットは東京空襲を行った空母である。この時搭乗員達は長距離攻撃を敢行し多数の犠牲を出しながら 「ホーネット」を沈める戦
続きを読む第609回男塾「第二次世界大戦の分水嶺・ガダルカナル」1 第二次世界大戦の分水嶺は「ガダルカナル」であってミッドウェーではない。ミッドウェー海戦は昭和17年6月5日、ガダルカナル戦は同年8月~12月、撤退作戦開始は翌年の18年2月からである。日本軍は両方の戦いで決定的な敗北を喫した。帝国海軍にとってはミッドウェーはターニングポイントになったし、帝国陸軍にとってはガダルカナルが陸軍
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