第21回男塾「覇権国家の変転に見るNo.1に昇りつめる法則」前編
今回は、歴代の覇権国家の成り立ちの研究から、企業家が業界で覇権を握るための鉄則を歴史から学ぶとしよう。
今から78年前に海軍連合艦隊という航空母艦、戦艦、巡洋艦、駆逐艦、タンカーそれに艦載機として、戦闘機、爆撃機、偵察機などからなる海軍航空機部隊を編制した機動部隊を太平洋上に浮かべて、4年あまりの長期に渡り戦争ができた国家は、地球上には日本とアメリカしかなかった。
実質的には日米戦争こそが次代の覇権を握る覇権戦争であり、頂上決戦であったと言える。もしそのまま当時の連合艦隊があれば、アジアの小国と戦闘しても勝利することだろう。それくらい当時の日本軍の軍事力は圧倒していた。