第701回男塾「世界二位に返り咲く日本帝国」前編
始めに
私はほとんどネットサーフィンをしたりYouTube動画を熱心に見る習慣はないがSNSで時々見ている。ところが先日タイトルに目が留まりある動画をみつけた。そしてついつい視いってしまった。それは「日本が世界二位に返り咲いた」という動画だった。その内容を紹介しつつ日本企業復活論を論じたい。
このところ日本の政治に対する危機意識から警鐘を鳴らす論考が増えている。日本政治の急速な左翼化を苦々しく思っているからに他ならない。但し私は親日家であり反日思想は皆無の日本を愛し、日本の歴史を愛し、日本の偉人を愛し、日本の精神性を愛する者なので日本を嫌っているはずもない。しかし今の日本の在り方を見るにつけ孫子の代に安全で平和で発展した日本国を残す責任のある日本人として、わが国の未来を大変憂えて苦言を呈しつつ啓蒙している。
政治力を持たないだけに日本国民なら誰もが有している言論の力によって日本浮上の一助になり、あの輝いた時代をどうにか取り戻せないかと思っている。世界を見渡すと日増しに大規模な世界戦争の足音が近づいて来ており、地上界全体が地滑り的に奈落の底に沈みつつある中、日本が果たさなければならない役割があるはずである。白人文明からも、アジア文明からも、中東文明からも一目置かれている日本でなければできない世界に対する使命を全うしなければならないと思っている。
男は家族の幸福に責任を負うものであるが、家庭のユートピアにだけ関心を持っていればいいわけではない。私的な責任と共に公的な責任を果たす義務を負っている。全ての人類には「社会性」があり、一人一人の生き方が同時代の幸・不幸を左右させているという事実がある。よって己を律し社会に害毒を流す悪とならないだけでなく、利自利他の精神で社会貢献をすることが義務としてある。よって地域社会に留まらず生まれた国家の幸福に対する責任もあれば、地球全体に対する責任もある。私はそのように考えている。