第99回 効果絶大!!健康塾「日本、食の安全神話崩壊」1
食品添加物の世界は汚辱に満ちていた!
食の添加物の危険性については、それなりの認識しかなかった。特にアトピー皮膚炎のお子様を持つ親が有機野菜にこだわり多額の出費をしているという話も時々聞いて来た。しかし性格的に食の安全にはほとんどこだわらないタイプのためスルーして来た。いくら家庭で食の安全を追求したところで外食をよくするので無意味という判断が背景にあるのかもしれない。
では何故このテーマを選び論考を書こうと思ったのかというと、ある塾生より食品添加物と電子レンジで温めて食べる冷凍レトルト食品の安全性について尋ねられたからだ。聞かれたからには調査しない自分ではない。そこで資料を取り寄せ研究したというわけだ。なるほど滅茶苦茶だ。欧米の添加物の基準から逸脱した厚労省の基準はあまりにも酷すぎる。
厚労省という省庁事態の反国民的な酷さは散々指摘して来たが、食品衛生の分野でも医療分野同様に常軌を逸した基準のもとに食品衛生管理をしていた。結論を先に言うと厚労省は間違いなく国民の敵である。国民の健康を如何にしたら害し、早死にさせることを推進している機関である。省庁としての隠すことのできない本質があるため、厚労省が管轄するどの分野に対しても、一貫して国民サイドに立った基準を設けることなく認可をおろす無定見な仕事ぶりは省ごと悪魔に憑依されているとしか思えない。
今では塾生からいいテーマをもらったと感謝している。ここに「べらぼう」な日本の食品安全の危機を提示するものである。