第665回男塾「森永卓郎の膵臓癌ステージⅣの誤診は国益となった」
序論
「死ぬ前に全部ばらしてやる」と、余命宣告後に「ザイム真理教」「書いてはいけない」などを遺書代わりに上梓し、大ベストセラーを連発する、今や一世風靡している時の人、森永卓郎氏の「ステージⅣガン宣告」について、健康塾の観点から思うことがあるので書くことにした。本論考は男塾と健康塾を横断する内容となっている。
先の国政選挙で自民党・公明党の政権与党が過半数割れをするほど大敗したわけだが、「森永氏が大敗に一役買っているのではなかろうか」と穿った見方をしている。水面下で知る人ぞ知る「日航123便の真実」のことが書かれている本がベストセラーになったために、封印されていた真実が広く世間に知れ渡り、更にその後ネットメディアで拡散され数多くの日本人に知られることによって、一層の自民党離れを起こす仕事をしたのではなかろうかと推測している。何せ、自民党中曽根内閣の時に起きた民間航空機撃墜事件であるのだから、撃墜指令を発したのは時の内閣の長ということになる。
続けざまに上梓した青山透子氏が監修したマンガ版「日航123便はなぜ墜落したか」(宝島社刊)は、マンガによって一層リアリティが増している。緊急報告を受けた中曽根首相が「一度しか言わないからよく聞け!横田基地への着陸は許さないと伝えろ!総理からの絶対命令と言え!」というセリフが描写されている。しかも氷のような冷たい目で「要するに全員死ね」という命令を発している。せりふは推測だろうが。
中曽根元首相は今でも自民党の歴史に残る一時代を築き上げた宰相であり尊敬されている人物だけに、事実が確定するようなことがあれば自民党は崩壊することだろう。数々の証言と証拠によって日航123便が故意に撃墜されたのは事実であり、その決断を下せるのは首相以外いないので時の首相の決断による可能性が高い。