第660回男塾「お金を減らす幸福論」後編 ・・お金を使って減らせ・・
人生とは「思い出」
人生で大切なことはいろいろあろうが、素敵な「思い出」をつくることではないだろうか。
あなたはテレビを見ることによる素敵な「思い出」があるか?感動した映画を見ることが一生のかけがえのない「思い出」になっているか?おそらくなっていないはずである。それは自身が経験したことではなく、100%「受け身」のことだからだ。人は経験したことを「思い出」として深く記憶に刻むのであって、経験していない出来事は流れ流れていくものでしかない。
ならば、なにげなくテレビを見る時間の多い受け身の生活というのは、たいした「思い出」を作る人生にはならない。人生というかけがえのない経験をするための舞台に立ちながら、実にもったいない時間を費やしていることになる。様々な経験を積むことによって素敵な「思い出」を作ることに時間やお金を費やすことが、より実りある人生になるのではないだろうか。
このような理由から「思い出をつくるために時間とお金を使うこと」それが残された人生で選択すべきことであると思うし、それは決して高齢者だけではなく若い人にも言えることでもある。