第88回効果絶大!!健康塾「人体は塩で治る」4・・正食編・・最終回
人間はその土地の食物を食べて生きて来た
ここまで「塩」が如何に人間を健康にするか、血液を浄化させる機能があるか、を訴えて来た。では「塩」だけを十分に摂取すれば全て片が付くかというとそれは違う。人間は食物によって生命を繋いでいる動物であるだけに、何を日常に食しているかということと健康維持は切っても切れない関係にある。よって「食」について言及しなければ正食による健康法は完結しない。最終回は「食」について述べることとする。
人類は文明化されていない時代から、医学も栄養学も知らずに生きて来た。病院も専門分化した医師も存在しないなか生きて来た。自らの行動半径に限られた中で様々な食物を獲得しそれを食すことによって生命を繋いできた。極寒地のイヌイットことエスキモーも、高地民族のチベット人も、アメリカ大陸の原住民も、中東の砂漠地帯の住民も、アマゾンのジャングルに生きる民族も、太平洋の海洋民族も、それぞれの民族食をつくりあげて来た。
それぞれの民族は他国から食糧を輸入して異国の食物を食べることなどできないので、その民族が祖先から受けついで来た伝統食を食べるしかなかった。その食物は与えられた環境の中で最も最良質のものだった、と同時に、長い年月の間にそれらの食物に適応する身体が出来上がって来た。