第656回男塾「草津よいとーこー♪一度はおいでー♪」後編
目に見えるものが全てではない
死んだらあの世があり、天国、地獄もある。天使もいれば悪霊・悪魔もいる。人間は何度も何度も生まれ変わり、異なった人生を送っている。とても簡単な真実であるのだが、現代文明ではこれだけ簡単な真実が常識となっていない。死後の世界は「ない」とするか、あってもベールの彼方のことでさほど関心がない。大事なことなのだが個人の死生観に委ねている。要するに信じるか否かは個人の勝手になっている。
「大宇宙に知的生命体としては地球人だけがいて宇宙人などいないし、当然UFOなど存在しない。天使も悪魔も龍も架空の存在。神武天皇も聖徳太子もつくりあげた架空の人物。霊界など笑わせるな。死んだら無になるだけだ。鬼だ、妖怪だ、宇宙人だ、人魚だ、河童だ、天狗だ、仙人だ、馬鹿を言うでない!」
こういった人を誰も100%説得できないだろう。ただし、「ある」か「ない」かの確率は50%だが、50%というのは確率論でしかなく、事実は、「100」か「0」。どちらかが正しくてどちらかが間違っている。この世では目に見えないモノが多い。「電波」も「電磁波」も「磁力」も「風」も「愛」も「念力」も「気功」も見えないし、「15,000Hz」の高周波音は犬には聞こえても人間の耳には聞こえない。
人間はお釈迦様の掌の上にいるだけなのに、「きんとん雲」で地の果てまで飛んだように錯覚している"孫悟空"でしかないのではないだろうか。全宇宙のことを認識できる範囲はほんのわずかだし、治せる病気はたかがしれている。現代科学の進歩など蚤がはねた程度でしか過ぎない。鏡に映した姿は左右が逆転している。本当は鏡は「未完成品」でしかない。現代科学は左右を正しく映し出す鏡さえ作ることに成功していない程度のテクノロジーでしかない。