第638回男塾「ハワイの物価を通して見えて来る日本の敗北」1
4年ぶりのハワイは・・・・
今は2024年2月25日ハワイ・オアフ島ホノルルにいる。現地時間で夜中の3時に執筆しているところだ。骨休めを含めて取材旅行に来てまだ2日目だ。時差ボケはないが4~5時間ほど睡眠をとって夜中に執筆するのは習い性になってしまっている。知っての通り私はワクチンを打たない派のため、接種証明書が発行されない以上海外渡航はできなかった。
外国に最後に行った先はやはりハワイで2020年の2月~3月であったため、今回は4年ぶりの海外渡航である。この35年間のうちで4年間も外国旅行をしなかったことはない。ハワイは、コロナ前コロナ後とではまるで浦島太郎状態になっていると言われていることは知っていたが、来てみて確かに浦島太郎になっていたことを自覚した。
一番の取材目的は「物価」だ。ハワイから帰国した人に聞くと「聞きしに勝る物価だった」と口をそろえて言う。私が来た日のドル円レートは1$150円代前半。運よく?1か月半ほどで10円近く円安に振れた時に来たので一層物価が高く感じられるだろうと覚悟して来た。大所高所より世界経済を論じるのもよいが、身近な生活用品や肉や野菜や果物やアルコールや清涼飲料水の販売価格から日米比較経済は見えて来るものであるから。
メディアや外国帰りの日本人の証言から米国を含む世界中の物価が如何に高騰しているか、更にそれに円安が追い打ちをかけ凄まじい割高感を感じると聞いているが、男塾の塾長たる者、自分の眼で確かめてみる必要がある。やはり富士山を見て富士山に登った人と、富士山登山物語を読んだだけの人とではその認識の溝を埋めることはできまい。まっそういった思いもありダイヤモンドヘッドに登りに来たわけである。