第639回男塾「ハワイの物価を通して見えて来る日本の敗北」2
ハワイに住む日本人に取材した
物価高を感じているのは日本人トラベラーだけではない。生活のかかっているロコ(Loco/地元民)こそ実感しているはずである。そこでハワイに住む日本人にインタビューしてみた。
「もともとハワイの物価は高かったのですがコロナで変わりました。生活用品は以前の1.5倍くらいになりました」「ハワイでは共働き以外の選択はありません」「外食など、とてもできませんし、しません。ディスカウントの店を探して自宅で調理して食べる毎日です。ドンキでも高い方なので買いません」
「マンションはとても買えません。買えたとしてもオンボロの物件です。それでも1億円からスタートで平気で3億円位します」「その上、毎月管理費が2,000$はかかりますので円換算すると30万円必要です。管理費を算入したランニングコストが高くなるため総額では東京のマンションよりも割高になります」
「国民皆保険のないこちらでは、個人で民間の健康保険へ加入しないといけないのですが、保険料は安くても700$(10万円)はします。その所得から保険料を支払わなければなりません」「カラカウア通りの南にあるワイキキの高級ホテルの宿泊費は2倍になりました。ワイキキの浜辺に面する高級ホテルは一泊10万円、海から離れているクヒオ通りから北でも5万円はします」「日本人観光客はかなり戻って来ましたがそれでも以前の半分程度です」