2023/10/11

第15回男塾・経営塾「顧客の創造」3

ビジネス
経営
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第15回男塾・経営塾「顧客の創造」3



WTPを創造すれば顧客を創造できる
「ユニクロ」「ニトリ」「タマホーム」「ヤマダ電機」「ダイソー」などは、すべからく低価格や品質などによって全国チェーン展開に成功した企業である。多くの消費者が「この価格なら支払ってもよい」と思ったから事業繁栄したと言える。


「安かろー悪かろー」では今の時代は売れないだろうが、安くて品質がそこそこよければ売れる。かくてほとんどの企業や商店はいかに商品やサービスの価格を安くして客を呼び込むかに苦心するようになった。特にデフレ経済が「安さ」「価格破壊」を後押しした。


その結果工場を中国に移し現地生産に切り替え、逆輸入によってコストダウンをはかり他社より安く売れるようにする、こういったユニクロ・ダイソー的ビジネスモデルが定着した。その結果日本はデフレ経済に陥り脱出できないようになってしまったと結論付けることができよう。賃金上昇を抑制し世界と賃金格差を作った元凶には、日本企業群の中国への生産シフトがあった。


すべては、WTPのボリュームゾーンを追いかけて対応したことによる。ではこれからもこの商売手法は有効なのかというとコロナ不況からの脱出はまだ半ばであるだけに有効であると言える。資源高、円安、ウクライナ戦争によって悪い物価高が続くことが予測されるため企業は物価を下げる努力をすることは当然と見ないといけない。

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