2023/09/27

第13回男塾・経営塾「顧客の創造」1

経営
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第13回男塾・経営塾「顧客の創造」1





「顧客の創造」・・・・何度この言葉を使って来たことだろうか。企業人にとってこの言葉は入口であり出口でもある。しかし世が移り変わる以上、永遠に出口がないとも言えよう。世が変転流転するのは常でありその速度は増している。よって企業は永遠にイノベーションを要求されることになる。社会の変化によって今までの顧客の創造手法が通じなくなる時が必ず来るからである。


私の経験からすると三年間以上も同じ商品、同じサービス、同じ売り方で売上が立つことはなかった。三年毎にはイノベーションが必要だったし、小さくは1年毎には何らかの変化を自発的に仕掛けたものだ。すべては売上の維持と売上アップのためである。


だから「顧客の創造」というテーマは、会社経営において最も重要なテーマであると言える。顧客がいて繰り返し我が社の商品を購入してくれることによって売上が立ち存続している企業にとって顧客の存在が全てであるからだ。今回はその最も重要なテーマを考えてみたい。




「顧客の創造」の意味
「顧客の創造」という言葉は、1954年に書かれたドラッカーの不朽の名著『現代の経営』(Practice of Manegement)に出てくる非常に有名な言葉である。同書は不朽の名作ではあるものの、難解でもあり、ドラッカーの著書に初めて手を出した者にとっては途中で投げ出したくなる本でもある。

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