2023/08/25

第9回男塾「成功は技術」2

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第9回男塾「成功は技術」2




可能思考と不可能思考
人間には二種類しかいない。物事を見て、「できる」と思う人と、「できない」と思う人だ。日本人は、浦賀沖に黒船が来航して、乗船したとき船体や大砲などを触りまくって、「これは自分たちもつくれる!」と思った。種子島に鉄砲が伝わった時も「つくれる!」と思った。その後和泉国(大坂)の堺で世界一の鉄砲の生産体制を整えていく。


西洋人が発明し西洋から伝来したものなのに、短期間のうちに世界一鉄砲を所有する国になった。アジアの国々の人達は同じようにこのような先進的な技術に接しても、「できる」「つくれる」と思った国はない。だから彼らには作れなかった。


アジアの人々は西洋列強に植民地支配されたが、彼らは「文明落差のある白人には勝てない」と信じていた。当時、白人は有色人種より優秀で彼らを打ち負かすことはできない、という思想が常識化していた。しかし日本だけは「勝てる」と思っていた。だから、当時世界一の陸軍、海軍を誇るあの軍事大国・ロシアを打ち砕くことができた。日本人は自国より先進的な国であろうが、技術を習得することにより彼らを超えることは可能だと考える民族なのである。


世界一の自動車の生産を誇っていたのは、自動車の国・米国であったが日本はビッグ・スリーを抜き逆にメイド・イン・ジャパンの自動車が全米を席巻していくこととなる。米国より良い自動車を作る技術革新を成したことにより、市場競争で勝利していった。米国産以上に性能の良い自動車を製造できると思っていたことが勝利の要因である。

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