第607回男塾「60歳からは、好きに生きてみよう」6
生きている間のあの世の学習は千金に値する
だから「あの世の勉強をしなさい」、と声を大にして勧めている。このような忠告をする人はこの世には実に少ない。霊界の存在を少しは知っていても恥ずかしいから積極的に言おうとはしない。ほとんどの人が胸の内に隠している。男塾はいろいろな価値観の提示をする有用な機関であると自負しているが、その中でも「あの世」のシリーズがあることに最もオリジナリティと有用性があると思っている。現代の日本ではあの世を教えてくれる機関はほとんどない。
今、霊界研究をしなくともいずれ必ずあの世で学習することになる。どうせ学ぶことならば今から死への準備をしておくことだ。目隠しをされている状態に等しいこの世での学習はあの世の10倍に匹敵するため霊的筋力も何倍も増強できる。あの世では、あの世がこの世になる。だからあの世は信じるものではなく確認するものとなる。見えず、聞こえず、信じるしかない物質世界で信じることができるからこそ値打ちがあるのだ。
活字媒体が豊富な現代社会では、霊界の勉強をしようと志ざせばいくらでも勉強材料はある。無限にあると言ってよい。これから死ぬまで自分の好きなことをしたらよいが、霊界勉強は好きでなくとも、興味関心がなくとも、やってもらいたい。それがあなたのためになるからである。
そもそも人間として生きて、先入観や誤った思想や教育を受けてきたことにより、勝手に目に見える物質だけが全宇宙の全てだと思いこんでいる人が多数いるが、あの世のことを知らなかったのは人間として不覚である。