第605回男塾「60歳からは、好きに生きてみよう」4
世界に貢献する人々は集う
山口県の秋吉という片田舎に生まれた明川文保という男が、岸信介の後援会青年部会長を経て安倍晋太郎元外務大臣の特別秘書となり選挙の票集めをすることに青春をぶつけた時期もあり、政界と高級官僚の世界に精通し巨大な人脈を築きあげ、とうとう外国の要人にも認められ国連の諸機関の一つであるデブネット総裁に昇り詰めていったわけだ。経済人としては防府市に日本初の冷凍冷蔵倉庫を備えた温度帯対応の総合物流センターを開設、コールドチェーン物流の魁となる仕事を若くして完成している。
ちなみにデブネットインターナショナル世界総裁の立場はユニセフ代表と同格。日本人であって日本人ではない。なぜならば警察の捜査権及び逮捕権、国税局の査察権、検察による起訴権も及ばない。つまり立法、司法、行政の三権の権限がデブネットインターナショナルの世界総裁には及ばない、こんな日本人は4人しかいない。まさに立場は世界人である。
その世界総裁の明川氏は、今はタイ王朝の国王と組んでマレー半島に巨大運河を建設する「タイ運河都市開発プロジェクト」の総指揮をとっている。おそらく明川氏の最後の大仕事になるだろう。彼はタイに降り立てば各国首相と同じVIP扱いで、要人用の車がお迎えに来て空港からパトカーと白バイが先導しタイ王宮まで連れて行く。