第1回男塾「成長するものだけが生き残ることができる」1
「男塾」の男とは何を指しているかというと「武士道」である。武士道を象徴的に「男」と呼んでいる。よって男塾とは「武士道塾」であるということ。では武士道とは何なのか。それは新渡戸稲造が世界に対して配信しているので参考にすればよいが、日本人ならば教わらなくとも一般教養として日本人という民族の血の中に脈々と流れ伝承されているものだと信じる。
武士道とは、日本が世界に誇る人としての正しい道でもある。それは潔さであったり、礼節であったり、正義であったり、誠の心であったり、無執着であったり、徳であったり、謙譲の美徳であったり、善であったり、己を律する心であったり、克己心であったり、そして沈黙のうちに行われる他人への献身であったりする。
それらは現代日本人が忘れ去り実践できていない美徳の数々がある。戦前までは日本は確かに武士道国家であったが、今は多様な価値観の中で埋没し町人国家・日本の喜劇がある。武士道を知らぬ人々だらけになったゆえに、これからの日本の「生き筋」が見えている人はほとんどいまい。新聞・雑誌・テレビなどのメディアには「正論」はない。そこで、男塾では個人だけではなく国家の「生き筋」を探求し配信していく。
男塾では、政治・経済・財務・歴史・経営・健康・自己啓発・人生論・死生観その他まで広範囲に扱い、日本人としての覚醒を促すとともに、社会を啓蒙したいと考えている。男塾の中であなたが感銘を受けた考え方があればどうぞ身近な人に教えてもらいたい。心の琴線に触れた思想や歴史的事実を発見したならば遠慮なく伝えてもらいたい。それが私の願いである。