第598回男塾「日本の北と南で同時に起きている安全保障上の危機」後編
元統合幕僚長の河野克俊氏の分析
この事件に対して元統合幕僚長の河野克俊氏が2023年4月14日にニッポン放送の番組のインタビューで見解を示しているので一部紹介する。
「これまでは『火星17』が最新でしたので、『火星 18』は最新型であり、なおかつ個体燃料です。 固体燃料ということは即応性が高い。液体であれば燃料を注入しなくてはいけないのでその間に兆候が把握できる可能性がありますが 、固体燃料だと把握しづらいのです。だから脅威度が向上したと言えると思います。」
「報道によれば確認した直後にレーダーから消失したということです。それだけで落下地点を北海道だと予測できたのかは分かりませんが、いずれにしても何らかの解析で北海道と断定したのだと思います。」