第290回男塾「大東亜戦争によるアジアの解放は結果論や後づけではない」1
今年も様々なことを書き続けて来たが、平成29年、西暦2017年、皇紀2677年である今年の最後を締めくくる「男塾講座」である。それに相応しい題材を選んだ。以前より「書かねば」と思っていたテーマだ。それが「大東亜戦争の目的は植民地解放だった」という史実である。
また本論考は既に配信済みの「日本は断じて無条件降伏などしていない」の、戦前バージョンにあたり、戦前のある声明により、歴史の捏造を砕破し正しい歴史を提供するものである。ということを申し添えて始めることとしよう。
大津講演会での質疑応
ここに一冊の新刊本がある。「大東亜戦争の目的は植民地解放だった」という単刀直入なタイトルの本だ。著者が何を言わんとしているか一目瞭然だろう。著者名は安濃豊氏(あんのんゆたか)、昭和26年生まれだ。この著作を書くにあたって一人の熱心な男が安濃氏に貴重な情報提供した。そのことを著者は文中で実名で紹介し謝意を述べている。その人は滋賀在住の男塾塾生でもあり、常に自虐史観と戦い、真実の歴史を広める活動を続けている男である。
彼は事あるごとに、「大東亜戦争の目的が、アジアの解放にあることを日米開戦前に帝国政府声明文として新聞に掲載されている。それは、はっきりとした証拠が残っている。よって、日本がアジアを開放したことは結果論であるとする左翼陣営の主張を完璧に論駁できるし、今まで左翼と論争して負けたことがない」と、言っている。