2017/04/12

第248回男塾「日本は急ぎ朝鮮有事に備えよ!!」前編

軍事
国際政治
表示中のページ:1

第248回男塾「日本は急ぎ朝鮮有事に備えよ!!」前編


この段階になってソウルに観光に行っているオバサマが沢山いるようだが、もうつける薬はない。帰ってこれなくなるリスクがあると彼女らは思ってないのだろうが、既に戦時下といっていい半島へ渡航するのは平和ボケを超えた自殺行為だ。しかし、ああいった日本人を救出するのも日本政府の仕事だ。しかしこの段になって半島に4万人いる邦人は、なぜ帰国しないのだろうか?

有事に飛行機は飛ばない。釜山に南下し、フェリーで帰国するしかなくなる。それはそれは大変な混乱になることは容易に想像がつく。釜山慰安婦像問題がまったく解決していないのにも関わらず、駐韓大使の急な帰還は何故だか考えれば分かることだ。「有事の際の邦人救出の段取り」それしかない。トランプ大統領は安倍首相に電話会談であることを告げている。それを受けて、外務省と防衛省の官僚は渡米している。何を告げたかは想像すれは分かる。

こうして論考を書いている間にも北朝鮮情勢は刻々と変化進展していっている。情報が古くなってしまっている個所もあるが、全体像が分かるのでスルーせずに読んでもらいたい。では始めよう。



動き出しているホワイトハウス
朝鮮半島は今、最も不安定になっている。韓国では朴槿恵大統領が罷免され、左派親北政権の誕生が現実味を帯びる韓国で、朴政権が進めてきた在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備や日韓合意、日韓軍事情報包括保護協定などの外交政策をすべて見直す可能性が高まって来た。


3月1日から始まった過去最大規模の米韓合同軍事演習に反発し、北朝鮮が6日朝、ミサイル発射を強行した。北朝鮮は、昨年の米韓合同軍事演習の際も対抗措置として、新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」を発射するなどしている。今回も同じような挑発行為に出た格好だ。


それゆえ朝鮮半島に最高の危機的兆候が感知されている。今回の米中首脳会談の決裂で北朝鮮の命運が決まった。「中国の協力等なくとも米国単独でやる」とトランプ大統領は宣言した。しかし海を越えた日本ではそれほどの緊張感はなく相も変わらず平和ボケだ。しかし朝鮮半島の危機は確実に暗雲が立ち込めている。その緊張感は遠く離れた米国でも漂っている。


以下、ホワイトハウスから聞こえてくる声に耳を傾けてもらいたい。ことは切迫しているのは明らかである。


ホワイトハウスで開かれたCEOを対象にした、タウンホールミーティグでの発言は、更に意味深長だ。彼は北朝鮮がミサイルを発射した事を受け「北朝鮮に対しては十分に話しているので、これ以上付け加えることはない」と述べた。「もう行動だけが残っている」

という意味である。それだけに米国の当局が敏感に反応しているという事だ。米軍の主要人事も同様だという。


ジョン・ハイトン米戦略司令官は4日、上院軍事委員会で「北朝鮮が大陸間弾道ミサイ(ICBM)を配備する能力を備え、核弾頭まで搭載する直前まで至っている」と述べた。


同日、スコット・米太平洋艦隊司令官は、ソウル龍山(ヨンサン)基地で開かれた記者会見で、「北朝鮮の核の脅威は地域安保と世界的脅威」としながら「北朝鮮の挑発による朝鮮半島の戦争は韓国に限らず、全世界を揺るがす水準」と懸念した。


ロバート・ブラウン米太平洋陸軍司令官も、米戦略国際問題研究(CSIS)討論会で「最も心配しているのは北朝鮮問題」とした。このように民族の災難をもたらす北朝鮮核危機が次第に近づいているという事だ。



北朝鮮のミサイルは「西日本が射程範囲」
今回、明らかになったことは北朝鮮のミサイルは同時に発射して、目標を的確に狙えるまでに進んでいる事だ。菅官房長官は、北朝鮮のミサイルについて、「北朝鮮を中心に半径1000キロの円を描くと、西日本は射程範囲内に入る」ことを明らかにし、日本の安全保障上極めて脅威になっていること指摘している。


また菅官房長官は今回のミサイル発射情報が、落下から20分後になって周辺の船舶に伝達されたことを発表した。これでは周辺を航行中の船舶に被害が及ぶ可能性がある。



現在の迎撃ミサイルで日本は守れない

北朝鮮側は、今回のミサイル発射について「在日米軍基地を標的にした訓練」であると発表している。発射された北朝鮮のミサイルは10分で日本に届き、問題は、1発や2発ではなく、たくさんのミサイルを一度に発射された場合、日本は防衛できるか?ということである。無論、物理的に無理だ。


日本のミサイル防衛体制は、「大気圏で撃ち落とす迎撃ミサイル『SM3』搭載のイージス艦4隻と、全国17高射隊に計34基配備された地対空誘導弾『PAC3』による二段構え」だ(3/8読売)。現在配備の「SM3―1A」は、到達高度が300キロで、平成33年配備を目指す米国と共同開発中の「SM3―2A」でも、高度1000キロ以上である(3/3産経)。


ミサイルを『SM3』で迎撃できなかった場合、最大射程20キロの「PAC3」が迎撃する態勢であるが、多数のミサイルを迎撃することは困難である。というか、飛んで来る複数のミサイルをパーフェクトに迎撃するシステムなどまだ世界中存在しない。期待できるレールガンもまだ完成にいたってないし、実戦配備もされていない。

続きは会員様のみに配信しております