2016/06/29

第195回男塾「マスコミの集中砲火を受け辞任した舛添要一氏」後編

政治
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第195回男塾「マスコミの集中砲火を受け辞任した舛添要一氏」後編



国際政治家舛添氏の異なる意識
元国際政治学者だけあって、舛添氏は日本人一般の政治家とは多少意識が違う。彼ほどヨーロッパの感覚に通じている男はいない。ヨーロッパの感覚では、違法性の有無だけが問題なのだ。違法性が無ければ何ら恥じることはない。だから直ちに辞任する必要など感じなかった。ここは日本人の感覚とはかなり異なっていた。それが国民感情をさかなでした。

それに8月には、リオのオリンピックに行って五輪旗を受け取り、4年後の開催都市東京を紹介するプレゼントテーションを行う予定にしていたので、東京都都知事として華やかな国際舞台で顔を売ることに執着があった。
その間、国内では、ずっと疑惑を蒸し返され恥の上塗りで、と思うがそんな感覚は舛添氏には無かったかも知れない。自分はあくまで違法性のない事やって、何故に恥じなければならないか、そう思っているに違いないだろう。

ただ、世論に押されて表向きは謝っている。そうしないと、日本的な意味での「誠意は感じられない」そうなってしまう。このズレは完全に日本人離れしている。普段では分からないが、こういう食い違いが起こった時に、彼の本音が出て来る。それは何も悪いと言っているのではない。国際政治家として当然と言えば当然である。むしろ日本人が分らないだけだ。

著者自身、舛添さんは優秀な政治家だと思っている。以前、厚生大臣を務めていたが、おかしいどころか物凄く優秀な大臣だった。失われた年金記録の難解な問題なんか、その処理の手腕は鮮やかだった。面倒くさい年金関係の法律や法令を、すらすら読みこなして、少しも動じなかった。

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