2026/05/14

第回男塾「未来はこうなる」2

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第回男塾「未来はこうなる」2



EVは終わった?
ホンダは4,239億円もの通期大赤字。2040年まで全車EV化を経営方針に掲げ進んだEVへの傾斜が原因で、1957年の上場以来の初の赤字を記録してしまった。決算会見では三部社長は「2040年までの脱ガソリン車目標は現実的ではない」と撤回し、ハイブリッド車の開発に注力するなどし業績回復を目指す。全方位路線のトヨタが勝ち、EV 傾斜のホンダが負けたことが象徴で、一部では「EVは終わった」と評されている。それに加えてヨーロッパ勢の2030年までの完全EV化の方向転換もまた、EVの時代への後退を拍車をかける。


果たしてEVの時代は来ないのだろううか?前回にEVとガソリン車の比較をすることによって、EV車のほうが、性能、コスト、燃料効率、維持費、環境負荷など様々な点で未来性があり有利なように思えるし、イラン戦争が原因とする世界的原油高がEV車の追い風になるようにも思える。


「なぜ日本だけEV車は普及しないのか、世界の趨勢から遅れているのか」不思議だ。それはあたかもガラパゴス的進化をし、世界標準から外れ世界市場で敗北したかつての日本製ケイタイのようでもある。イーロンは「なぜ日本だけ売れない(今は売れている)」と言っている。何しろ普及率は先進国・中国の1/20、世界平均と比較しても1/10。どう見ても日本だけが異質だ。


日本はまるでガソリン車を守る砦のような国になっているし、実際に調べてみて分かったことだが、ガソリン車を守るための勢力が過度なEV車の普及を阻害するような動きが潜んでおり、充電施設の拡充や充電時間の短縮の妨害要員となっている。ゲームチェンジャーから自己防衛する本能は理解できなくはないが、世界的趨勢の変化に一国だけが逆らい未来を見誤ってしまったら取り返しのつかないことになる可能性がある。その反対が中国であり国家をあげてEVの開発と普及に全力を傾けている。国家としても、企業としても、未来の洞察力が命運を分けることになる。

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