第721回男塾「労働力不足をどうするか」後編
人間の雇用を奪うロボット?
ロボットが完成しても社会的な心理的なハードルが存在する。「AIやロボットが人間の雇用を奪う」という懸念が根底にあり敵視する面がある。AIが雇用を奪う領域として海外の場合は単純作業や提携型の作業が中心になっているが、日本の現状は業務に人を割くだけの余裕がなくなってきているので、AIがあろうがなかろうが解雇するだけの余剰人員はない。日本に限っては自動化によって アメリカのように解雇の動きが増えているわけではなく人手をもっと別の業務にまわしている。
そういった意味では日本のAIやロボットの導入は生産性向上の戦略的意味合いより人手不足により、やむにやまれず導入している面もある。ただしその緊急性と必要性が今後の日本に優位に働くような気がしてならない。必要は発明の母だからだ。イーロンも「日本の人口減スパイラルがロボット導入を加速化させることになる」と来る未来社会は日本優位のコメントをしている。
「鉄腕アトム」や「マジンガーZ」や「ガンダム」や「ドラえもん」を生み出した日本人は「ロボットは人間の仲間という」意識が定着し、西洋人にとっては益々賢くなり進化する「機械やロボットは人間を滅ぼす敵」、というマイナスイメージが擦り込まれている。このイメージという文化的擦り込みは如何ともしがたい。ハリウッド映画ターミネーターシリーズでは人間がつくりだした機械(兵器)が暴走して地球を滅ぼす未来が描かれているが、ロボットに対する欧米社会の潜在的敵視性を象徴している。

人工頭脳を持つ「AIヒューマノイドロボット」が各家庭で家事をするのが当たり前の時代になる?