2026/02/03

第715回男塾「2026年はどうなる経済展望」後編

経済・財務
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第715回男塾「2026年はどうなる経済展望」後編



賃上げの行方
インフレ経済のなか国民が豊かになるためには、また消費拡大を実現させるためには、ただただ賃上げをしていく以外他の道はない。大企業は5%程度の賃上げはできており、人材確保のため初任給の大幅な値上げ傾向にある。「どこどこの企業が、大卒初任給を大幅アップの42万円に」などと言う報道をよく耳にするようになった。しかし大企業の常用就業率は30%で70%は中小零細企業に就業している。そして国民の大半が就業する中小零細企業は1~2%位しか賃上げがなされていない。


当然中小企業就業者の実質賃金は確実にマイナス。購買力は減少傾向にあるのも確実。では大企業と中小零細企業の賃金格差の是正や賃上げ率を上昇していくにはどうすればよいかと聞かれれば、「それは一つしかない」と答える。企業が収益率を上げて生産性を高めることにある。大企業の賃金が良いのは儲かっているからに他ならない。身内にトヨタに勤めている人がいるが、やはり賃金はよい。儲かっているからに他ならない。



物価上昇率から賃金アップを差し引いた実質賃金はマイナス域にあり国民の貧困化している


2025年の春闘では、前年を超える賃上げ率で連合が5.25%、ベア3.7%だったが、今年の春闘も同水準がそれ以上の賃上げが見込まれている。中小零細企業の賃金アップ率をその水準にするには「一人当たりの生産性」を上げる以外ない。

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