2020/06/29

第451回男塾「米中二大強国・第二次世界大戦以降最悪の事態に」1

国際政治
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第451回男塾「米中二大強国・第二次世界大戦以降最悪の事態に」1


はじめに…米中の二大強国の鍔迫(つばせ)り合い  
新型コロナウイルスのパンデミックは、「世界規模の大量殺人」だ。これをもたらしたのは「中国の無能さ」だ。と、ドナルド・トランプ米大統領は20日、ツイッターで中国を痛烈に批判した。全人代開催を見据えて、習政権に揺さぶりをかけたともいえるだろう。

このように、米国と中国の政治的な衝突がエスカレートし続けている。コロナウイルスの起源を巡る問題を象徴とし、南シナ海での中国軍の活動、香港・ウイグル問題における人権侵害、台湾への軍事的圧力、ファーウェイなどの中国企業に対する警戒など、米国の中国に対する不信は強まる一方だ。

特に、香港の「高度な自治」を無視した「国家安全法」の導入決定などをめぐり、中国への批判が高まっている。ドナルド・トランプ米大統領は、6月末に米国での開催予定だった先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)を9月以降に延期し、ロシアとインド、オーストラリア、韓国を招いて「中国包囲網」を構築する姿勢を明確にした。

中国も米国からの圧力に対して強気な姿勢を崩そうとせずに、宋の時代の勢力均衡を望むのか、明の時代の閉鎖的天下を望むのか。どちらにせよ米国としては、中国責任論を掲げ続けて、対中貿易を減らす圧力を加えることができる。

最悪は米中間の軍事衝突だ。南シナ海または台湾海峡での緊張が高まっており、これは偶発的軍事衝突に広がりかねない。いまの米中対立は前代未聞だ。想像力を発揮して備えなければならない。このように世界の二大強国の鍔迫り合いは激しさを増す一方である。

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