2020/09/23

第467回男塾「中共にとっては、世界で最もたやすい日本政界工作」2

国際政治
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第467回男塾「中共にとっては、世界で最もたやすい日本政界工作」2




「北海道侵略」の完結
北海道の洞爺湖から東の苫小牧に連なる一帯は、中国が「一帯一路」の一環として建設に動き出している、北極海経由の航路「氷上シルクロード」の中継拠点としてうってつけの場所なのだ。苫小牧周辺に拠点を持てれば、中国が北朝鮮から租借した清津(チョンジン)、羅津(ラジン)両港を起点に、津軽海峡を抜けて、苫小牧、釧路、ベーリング海を抜ける航路の確保が可能となる。


北海道の鈴木直道知事と王岐山副主席

昨年は中国の王岐山国家副主席が、一昨年は李克強首相が来日した時に、わざわざ北海道を訪れ、洞爺湖周辺を訪問している。いずれ、「国賓」として来日するかもしれない習氏が、洞爺湖周辺を視察すれば、中国資本による土地の爆買いが進み、北海道侵略の第一幕が完結してしまうのではないか。(第二次安倍内閣では、習近平の国賓来日はコロナ蔓延により実現しなかったものの、現段階でも中止ではなく延期という扱いである。媚中派のドン二階が、菅内閣でも幹事長であり陰の総理として君臨し権力を握っているため、油断ならない)IR汚職事件が突き付けたのは、実に危うい我が国の近未来なのである。



習近平は「真綿に針を包んだ」人物
ここで習近平について分析をしてみよう。日本のメディアは現在分析を行っておらず、本当の姿が報じられていない。彼は、「真綿で針を包んだ」人物と言われている。その針は毒針であり、非常に好戦的な人物である。その証拠が、就任直後(2012年12月)の広州軍区および南海艦隊を視察し「局部戦争は必勝しなければならない」と重要指示を出したことに現れている。
習近平の父は中共の八大元老の一人であったが、文化大革命直前の1962年「反党分子」として刑務所に送られ、毛沢東が死去し、文化大革命が終了した1976年の2年後まで、16年間獄中にあった。名誉回復後は、広東省長、広州軍区第一政務委員にまで上り詰めている。

習近平は、父の失脚の影響もあってか、友人に文革を批判し、「反動学生」として中学校を卒業する。しかし、文化大革命が終焉に向かいつつあった1974年、共産党に入党し、翌年、推薦されて国家の重点大学である清華大学科学工程部に入学している。
ただし、当時の中国は、文化大革命に明け暮れ、数千万人の若者が中学校もろくに出ていない状態であったので、清華大学の教育レベルも中学生程度であったという。そこから「習近平は精華大学も正式に卒業していない」という批判もある。党公認の履歴では、1979年に清華大学卒業、国務院弁公庁で副総理の秘書を務めていた。


「下放青年」のレッテル貼られた習氏
当時の習近平はじめ多くの若者は、毛沢東の紅衛兵として活動した者たちで、資本家や知識人たちの大量虐殺に関与した世代である。反毛沢派であった知識人や右派幹部は手足を切られ首を切られ、女性は強姦された後に虐殺された。その数は数千万人と言われているが、「下放青年」とレッテルを貼られた習近平が、その時代、どのようにして生き残り、清華大学生となり得たかは定かではない。
現在は、中華人民共和国の政治家。いわゆる太子党(党高級幹部の子弟グループ)の一人で、福建省長、上海市党委員会書記、党中央政治局常務委員等を経て、2008年に国家副主席につく。2013年、全国人民代表大会で国家主席、国家中央軍事委員会主席に就任して現在に至っている。


中国人技術者の「イエロースパイ事件」
中国は「投資から買収工作国」でもある。巨額な投資で欧州企業などを買収するが、乗っ取られた欧州企業は、製品が中国で軍事技術に転用される危険を知りながら、見て見ぬふりをして「身売り」する。
そもそも、外国の投資は、被投資国の経済成長を促し雇用を創出する。ところが、中国が行う対外投資は、投資で被投資国の企業を買収して、開かれた外国市場内で、先端技術をごっそり頂戴し、閉鎖された中国市場内で莫大な利益を上げる。
ここまでは、企業倫理上許容範囲との見方もできるが、この先が実に薄汚いのである。
「合法的」に頂戴した先端技術が生み出した、中国の閉鎖市場における莫大な利益を元手に、巨大国営企業を設立する。
中国の巨大国営企業はやがて、技術供与でお世話になった被投資国の企業と競合関係となり、被投資国の同業他社は、中国政府の為替操作支援を受けた中国巨大国営企業の攻勢を前に経営が圧迫される。これが中国の薄汚いやり方であるのだ。

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